さて、ネック取り付けでの最大で最難関なイベント、ネックポケット穴開けです。
ここを失敗しますとネックが曲がってついてしまったり、最悪取り付けられない場合も発生します。
気を引き締めて作業して行きましょう。
まずはギターボディとネックをクランプで仮止めします。
使えそうなクランプを2つ出してきました。オレンジの方はちょっと小さい感じでしたので今回は赤い方を使います。
ネックに傷が付かないようにゴム板を挟んで、取れないように締めます。
ネックが正しい位置になるようガイドとして1弦と6弦を仮に張ります。
弦を基準にして、1弦側や6弦側に傾かないように慎重に位置を決めます。
いい位置になったら、ボディ裏のネックポケットネジ穴にニードルを差し込んで、先日付けた位置決めのポッチと合うか確認します。
特に大きなズレはなく、ゲージで付けた位置合わせポッチでいけそうです。良かった。
ここで一旦、弦を緩めてネックを外します。
次にネジの直径を図ります。3.47mmでした。
そしてボディから突き出すネジの長さを図ります。13.70mmですね。
3mmのドリルだとちょっと弱いかな？と思ったので2.5ｍｍでネジ穴を開けましょう。
自作ドリルガイドでドリルがちょうど良く止まってくれるように調整しました。
おおよそ12.36mmとしました。
いよいよネックに穴を開けます。緊張の一瞬です。
電動ドリルでガー！っと4つ開けました。
さて、上手くボディに付くでしょうか。
お、バッチリ付きました。良かった良かった。
では全弦張ってみて、ネックの起き具合や弦高等を確認です。
うーん…。これは…。
多少順反りなためのせいもありますが、弦高が相当高いです。
トレモロコマのイモネジを下げ切ってもまだ全然高過ぎます。
今までのネックより、ポケット部分の厚みが薄いのである程度は覚悟してましたが4.5mm分は吸収出来ませんでしたね。
これはシムを作って挟み込むしかないですねぇ。
なかなか大変です。
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