簡易ネックポケットゲージの製作/用途限定製品

ギター

ネックポケットと同じ大きさのゲージを作ってみました。
ネットで拾ったテレキャスの原寸大図面のネックポケット部分のみをMDF板に貼り付けて、角棒で3辺を囲み、ジョイントの穴を開けたものです。

ギターのネックを新しく購入した場合や、オークションなどで中古のネックを手に入れたりした場合、ボディとの取り付けに新しくネジ穴を開けたりします。
本来なら取り付けるボディにしっかりとクランプして、穴を開けるべきでしょうが、ネックポケットが同じ規格ならゲージ作っても大丈夫かな、と作りました。

新品はもちろんネジ穴など開いて無いですし、中古でドンピシャにネジ穴が合うなど、そうそうありませんですしね。
合ったらめっちゃ嬉しいですね。

これだけギターいじりをしてますと、なんとなくよくある値というものがなんとなく分かって来ました。
ネックジョイントの幅は「56.5mm」がスタンダードと思ってます。
ワーモスもこの値ですし、フェンジャパもそうらしいとのこと。
オーダーしたアイチ木工さんもこの値でした。
まぁ、本来インチサイズを無理くりミリに直した値だとは思います。

では、早速作ってみましょう。MDFと印刷した図面、角棒です。
図面を必要な部分のみ切り取り、MDFに貼り付けます。
角棒もこのくらいかな?と3本、切り出しました。
木工用ボンドで、3辺のラインにずれないよう角棒をくっつけます。
クランプして、一晩置きました。

次の日、クランプを外してチェック。角棒位置のずれは無いようです。
先日購入のデジタルノギスで確認。一番奥の部分で「56.22mm」でした。
前記の「56.5mm」にはちょい狭いですが、まぁ誤差の範囲でしょう。(とします。)
次に4つのジョイント穴を開けて完成です。

で、手持ちのネックを合わせてみました。
とりあえず3本です。まずは1番手前のちょっと使い込んだちょいトラ目の出たネック。
はまりますがちょっと隙間が空いてます。
ジョイントの穴はちょっと分かりづらいですが、多少ネック側にずれてます。
次はフォトラトのネックです。これははまりません。幅が広いようです。
最後は新品ですがちょっと難ありのポジションドットがセンターズレしてる茶色いネック。
これはぴったりはまりました。ガタもほぼありません。しかしジョイント穴は後ろが結構ずれてますね。

と、本家フェンダーのと比べてズレがどのくらい?となんとなく把握する程度のツールです。
これを信用してジョイント穴を開けたりするのは、ちょっと勇気が要ります。
あくまでも参考程度の代物です。

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