「パパ!パソコンがおかしくなっちゃった!」
子供が突然そう言った。時々子供にスクラッチを触らせるんだが、そのノートが挙動不審らしい。
「どれどれ」
確かに画面がチラチラしてる。マウスのポインタも見つからず、完全にハングしてるみたいです。
「Ctrl+Alt+Delete」で再起動を試すが反応なし。
「スクラッチ消えちゃってもいい?」と聞くと「うん…。」と子供のちょっと悲しい顔。
「仕方ないね」と電源ボタンで強制シャットダウンさせました。
一息ついて再度電源ボタンで立ち上げようとすると、全く起動しない…。
画面は真っ暗のまま。キーボード上の鍵マークのLEDが点滅してる。
早速ネットでこの点滅の意味を探るが、これはという記事が探せない。
BIOSも立ち上がらない。さて、いよいよマザーが逝ったか?焦げ臭さはないなぁ。
「パパ、壊れちゃった?」と子供。
「うーん、頑張って直してみるよ。」と私。
最悪、内蔵SSDからデータが抜ければいいかなと考えたりしてました。
気になるのはCPUファンが全く回らない事。
CPUファンがダメだとちょっと修理も面倒くさいなあ、と思いながらひとまず分解し始めました。
まずはBIOSだけでも起動出来るようさせないとなぁ、まず簡単に外せる部品を外します。
SSD外して、メモリを外して、アダプタを繋ぎ電源ボタン。状況は変わらず。
うーん、じゃあ内蔵電池かな?と裏ふたを外す。
この段階で電源を入れてみます。先ほどと何も変わらずCPUファンも回らない…。
マザーを確認すると電池はマザーの裏側…。うーん取り辛い。
ココでなんとなく手順を見直しました。
BIOSを立ち上あげるには何が必要か。電源、CPU、ファン、メモリ…。
ん?メモリ外したな。確か1GBのやつが余ってたな。と別なメモリを取り付け。
電源入れてみますと…、CPUファンが回り、BIOS起動!
これは!メモリが死んだか?取り付けてあった4GBメモリ2枚の内どちらかもしくは、両方か。
電源落としてメモリを差し替えてチェックすると、元の2枚の内1枚がお亡くなりになってました。
分解した逆の手順で組み立て、生きてる4GB1枚と1GB1枚を装着、さらにSSDも取り付けて起動!
無事Windows10が立ち上がりました。プロパティで合計5GBになってるのを確認し終了。
うーん、BIOS出ないところで気づけば、こんなに分解しないでも済みましたね。
最小限起動に必要な基本パーツだけでの起動を最初にすれば、無駄な分解も必要なかったです。
なんでもそうですが、発生の原因が特定出来ない場合は、どんどんシンプルにしてからのチェックですね。
いい勉強になりました。
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