形にする喜び/練習の果てに得られるもの。

コラム

近く子供が行く小学校で学芸会が行われます。
出し物は「はだかの王様」との事で、それについて子供と話しをしてた時、


私:「演劇の練習は進んでる?」
子供:「うん、先週までは毎日2時間目分練習してた。今週から1時間目分になった」
私:「結構練習してるね。」
子供:「でもね、本番はたった25分だけなの」

との事。なんか不満そう。

私:「もっとやりたいの?」
子供:「うん。こんなに練習して25分は短い」


なるほど。
まずは家で台本覚えなくちゃいけない時間が必要。
そして学校では先週、1日2時間目分だから「1時間半」(1時間目分は45分)が5日。
今週は「45分」が5日。
合計で675分なので「11時間15分」。
家での台本を覚える時間も加えると「13時間」は超えるでしょうね。

25分の演劇のために13時間超えの練習…。
まぁ、確かに長いですね。


私:「パパさ、バンドやってるじゃない。時々リハに行くよね?」
子供:「うん」
私:「リハはいつも3時間やってるのね。ライブごとに5回くらいはリハ入るの。3時間が5回だと?」
子供:「んと、15時間」
私:「そう。で、ライブは大体40分くらい。40分のライブのために15時間練習してるの」
子供:「…。」
私:「ね、ステージ立って人に見せるには結構時間かかるんだよ。」
子供:「そうだね~」


納得したようです。幾人もの人が1つのものを形にするには、それなりの時間がかかりますね。
その練習に費やした時間をこなして、完成し形になった時はうれしいものです。
ウチの子供も出来た時の達成感を味わって欲しいですね。

もうすぐ学芸会です。楽しみです。

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